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2008年3月 9日 (日)

ドイツ語でねじれ国会は?

 仕事が忙しくブログを書ける状況ではないのですが…。少し体調を崩して家にいるので時間と気分的余裕が取れました。

 「ねじれ国会」はドイツ語でどのように表現しましょう?先日届いたドイツ語のお勉強メールには次のように書いてありました。

ねじれ国会 →(野党過半数はドイツでは特異な現象ではないので、内容の説明は必須。その上で例えば)umgekehrte Mehrheit im Parlament

 ドイツも2院制でBundestagとBundesratの二つの議会があります。辞書にはそれぞれ連邦議会(下院に相当)と連邦参議院(各州の代表からなり上院に相当)とあります。ドイツは日本よりより地方分権が進んでおり,二つある議会のうち一つは地方の代表からなっいるわけです。Bundestagで過半数を占める党が国の政権を担当(内閣を構成する)わけですが,ドイツでは一党で過半数を占める政党は長らく存在せず連立政権が続いています。

 ドイツには16の州があり,個々の州政府は日本に比較してより多くの権限を持っています。この州政府は州議会で多数を占める政党が与党として形成するわけですが,その構成は,それぞれの州の状況により非常に異なっています。こちらの州の野党がこちらの州の与党というのは全く普通です。ドイツには現在五つの主な政党があり,州政府はこの5政党の色々な組み合わせで成り立っており,その代表がBundesratを構成するので,結局国レベルで二つある議会の与野党構成が異なることは特異な現象ではないわけです。(余談ですが,五つめの政党がドイツ全土で一定の勢力を持つようになったのはごく最近で,その影響で現在のドイツ政治は非常に混乱しています)

 そのようなこともあり,日本で「ねじれ」国会と聞くと,とても違和感を感じていました。「ねじれ国会」の「ねじれ」にはネガティブな響きがあり,日本で聞く多くの論調も悪い(改善すべき)現象と捉えているようです。しかし,僕はこれをある意味非常によいことだと思っています。昨年の自衛隊の派遣問題,今年のガソリンなどの暫定税率の問題など,もし参議院で野党が多数を占めていなければこれほど問題にならずに決められていたことでしょう。

 自衛隊の派遣や暫定税率の問題など,もちろん色々な意見があるのは当然です(僕自身は反対ですが,これについてはまた別の機会に)。しかしこれまでは自民党(あるいは自民党を中心とする連立政権や役人)が,市民の目の届かないところで決めたことが,そのまま国の政策政策として実行に移されてきました。参議院で野党が多数を占めることにより,色々な問題について広く議論されるようになったことは,ことはとても∞良かったと思います。

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