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2007年8月14日 (火)

レジ袋の有料化について

 レジ袋の有料化が話題になっていますね。僕は基本的に有料化に賛成ですが,それは主に僕のドイツ時代の経験によっています。

 僕がドイツに住んでいたのはもうだいぶ前ですが,ドイツのスーパーではレジでレジ袋を要求する人はほとんどいませんでした。その主な理由はレジ袋が有料だったことだと思います。レジ袋1枚は当時のお金で10ペニヒ(当時の僕の感覚では約10円)でした。

 ドイツ人の多くがレジ袋を使用しないことについて,「ドイツ人は環境意識が高いから」という説明を聞いたことがあるような気がしますが,これは当たっていないと思います。「市民の環境意識」も関係するかもしれませんが,より重要な点はドイツではレジ袋を「買う」のに対して日本ではレジ袋を「もらう」事だと思います。僕自身,そんなもの(今は知りませんが,当時のドイツのレジ袋はすぐ壊れました)に対して10ペニヒも払うことを「恥ずかしく」感じました。「恥ずかしい」のは,環境について考えていないことではなく,割に合わない高い買い物をする事に対してです。

 レジ袋によるゴミを減らすには,マイバック推進運動(も大切ですが)のような,いわゆる市民の環境意識に訴える政策よりも,1枚10円ぐらいの価格をつけることの方が有効だと考えます。

 僕の住む町でもレジ袋を有料化(一袋5円)しているスーパーがあり,レジ袋の辞退率は85%を超えているそうです。しかし,この様なスーパーはまだごく少数。僕の最寄りのスーパーでは,レジ袋を断るとスタンプカードに判を押してくれ,それが一定数たまると100円の買い物券として利用できます。しかし,僕が買い物の時に観察している限り,レジ袋を断る人は少数のように見受けられます(もちろん,熱心にスタンプを集めている人も身近にいますが)。

 この様に,「スタンプをためて返金される」ことと,「実際お金を払うこと」はたとえそれが5円でも大きな違いだと思います。また,このレジ袋,実際はお店が仕入れているので,最終的にはそのお店の商品価格に上乗せされているわけです。つまり,直接目には見えませんが,結局レジ袋代を払っているわけです。だったら僕は,直接目に見える形でレジ袋代を支払い,その分商品を安くして欲しいと思います。

  さて,レジ袋の有料化というと,レジ袋税(東京都杉並区で有名になりました)がという方法もあります。僕自自信はこの方式に懐疑的です。手続きが複雑でお店や行政のコストもかかります。単純にお店がレジ袋を「販売」するようにすればそれがベストだと思いますが…。こうすればお店にだって収益が上がるのですが,なかなかこれが進みません。一店だけで始めるとお客さんが来なくなってしまうのではないか?等の心配があるのでしょう。

 ドイツでは,一体どのような経緯で有料化になったのか?と疑問に思い数年前にドイツの環境省へメールで質問しました。答えは,オイルショック前は無料だったが,オイルショックの時に原油価格が上がり,レジ袋も販売するようになったとのことでした。

 さて,日本に話を戻しますが,小売店の自主的な取り組みを待っていては,なかなか有料化は進みませんので,やはり行政が積極的に関与して,先ず地域の小売店を説得し,更に,必要なら規制によって有料化することが必要だと思います。以前はレジ袋をそのままゴミ袋にしていた人も多いと思いますが,自治体の多くでゴミ袋が指定袋になりゴミ袋にも使えません。結局レジ袋はそのままゴミとして捨てられることになると,お店から家までの為に毎回新しいレジ袋を使うことは,資源の無駄遣いだと思います。

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